パイロットのS10(エステン)は1,650円——S3・S20と並べると、価格の差は重さと素材に出る

パイロットの製図用シャープペンシル「S10(エステン)」は1,650円。同じSシリーズには、473円の「S3(エススリー)」と、2,530円の「S20(エストゥエンティ)」がある。3本を公式のウェブカタログ(2026年11月7日に確認)の仕様で並べると、全長はほぼ同じで、価格の差は重さと軸の素材に出ていた。
全長は145mm台でそろい、差は重さに出る
| モデル | 税込の価格 | 軸・グリップの素材 | 全長 | 最大径 | 重さ | 選べる芯径 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| S3 | 473円 | 軸:樹脂 | 145〜145.1mm | φ10.5mm | 10.9g | 0.3・0.4・0.5・0.7・0.9mm |
| S10 | 1,650円 | 軸:樹脂、グリップ:黄銅 | 145.1mm | φ10.2mm | 18.7g | 0.3・0.4・0.5・0.7・0.9mm |
| S20 | 2,530円 | 軸さや:樹脂含浸カバ材 | 145.6mm | φ10.6mm | 18g | 0.3・0.5mm |
S10の価格はS3の約3.5倍、重さは7.8g増えて約1.7倍になる。S10とS20を比べると、S20のほうが価格は880円高いのに、重さは0.7g軽い。
公式が書いている、3本それぞれの狙い
S3について公式は、勉強や一般事務から製図まで使える口金のデザインで、着脱式のクリップと転がり防止が付くと説明している。S10は、低重心の設計、ノブの芯濃度インジケーター、梨地クロムメッキ仕上げの金属ローレットグリップが特長として並ぶ。S20は、削り出しの木軸に柔らかな曲線をもたせた低重心のスリムな形で、使い込むほど味わいが増すという書き方だ。S10の7.8gの増加は、黄銅のグリップが担っていると読める。ただし、重さの内訳を公式は示していない。
S10は芯径ごとに色が決まっている
S10の公式ページを芯径ごとに開くと、0.3mmは透明ブラック、0.4mmは透明レッド、0.7mmは透明ブルー、0.9mmは透明グリーンの1色ずつだった。0.5mmだけは、透明ブラック・透明ブルー・透明グリーンの3色が並ぶ。同じ「S10」でも、芯径で色が違う。S3は色の数が芯径によって大きく変わり、0.3mmが10色、0.4mmと0.5mmが7色、0.7mmと0.9mmは透明ブラックの1色だけが並ぶ。0.3mmのページには、細かい文字を書く人向けに、流行を意識した多彩な色を足したという案内がある。S20は0.3mmと0.5mmのどちらも同じ5色だ。
S3の透明ライトブルーは、0.3mmと0.5mmのページで、在庫がなくなり次第販売を終了すると案内されている。
分からないこと
- 芯濃度インジケーターの仕組みと使い方。公式の特長の文に名前があるだけで、説明は確認できなかった。
- 低重心の度合い。公式は「低重心」と書くが、重心の位置は数字で示していない。
- 発売年。商品ページには載っていない。
- S10の0.4mm・0.7mm・0.9mmに、ほかの色があるかどうか。各ページに並ぶ色は1色だった。